20140414やる気

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、
『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、
日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第38話:「うちの子なんてとてもとても」

 

 

前回、お母さんの“普通”でいいと言いながらも、心の奥底では
“急行”への期待をし、今回は、その心理についてお話をしたいと
思います。

 

 

「お母さんの子育てって、まるでこの電車の種類のようですよね。
“普通”の子供にって言いながらも、それでは満足できず、そうかと
思えば“準急”でも物足らず。

 

 

表面的な意識では“普通”に育ってほしいと言いながらも、心の潜在意識
では、“急行”になってほしいと思っているんですよね。

 

 

だから、言動はつねに“急行”からの動機で発せられているので、
“普通”では気が治まらないわけです。

 

 

それで必要以上に子供に期待をしてしまい、あれこれと言って
しまうんですね。なるほど・・・そういうことでしたか。

 

 

しかも、お母さんは、“急行”はよくても、“特急”ではちょっと
自分の手には届きそうもない気がして、不安になるんですよね。

 

 

“普通”よりも手の届きそうな“急行”だったら、子供に私のときよりも、
より幸せになってもらえそうだと。

 

 

うんうん、その気持ちよくわかりますよ。親ですから、我が子に
自分よりも幸せになってもらいたいと思うのは、親が子に思う
無条件の愛のようなものですからね。

 

 

 

でね、お母さん。ここで気づいてほしいのですが、
この“普通・準急・急行・特急”って、子供がそうなりたい
と言っていたんですか。

 

 

どこかで、お母さんの基準で子供の可能性を決めてしまって、
その枠の範囲で不安になったり安心したりして、子育てをして
しまったりしていませんか。

 

 

そして、表面的には、
『うちの子は“急行”の器なんて、とてもとてもではないですから』と、
声を大にして言いながらも、心の底では “急行”に育てようとしている
んじゃないですか(笑)

 

 

 

まず大事なのは、子供の可能性を決めつけないでください。
特に自分と照らし合わせて『自分はムリだったんだから子供もムリ』と、
価値判断をしないでください。

 

 

子供にいいと思う情報や知識を、子供にさせようとしないでください。
それは親のエゴですよ!

 

 

もし、子供にいいと思う情報や知識があったならば、子供がやる気を
持ってどういうふうに子供がそれを身に付けるのか、習得するのか、
子供と一緒になって子供に寄り添ってあげてください。

 

 

よく言われるように、お母さんは子供より経験豊富な、
人生の大ベテランです。

 

 

ですから、お母さんは、結果も知っていたり、どうすればできるか
経験上すぐにわかるかもしれませんが、子供は初体験のことがほとんど
ですよね。

 

 

これって結構わかっているつもりでも、忘れてしまっていることが
多いんですよ。

 

 

お母さんが日々生きている生活のスピードは、お母さんの経験から
できるスピードですから、同じようなスピードを子供に求めてしま
わないように、気をつけてほしいのです。

 

 

そのためにも、お母さん自身が、心に余裕を持ち、待てる生き方を
日々続けることが、とても大切になってくるんです。

 

 

 

お母さんにお教えした『HappyLuckyMe♪』を言い続ける
ことは、その助けとなり、自己肯定感を高める効果があるんです。

 

 

お母さんは、まさに今、あれから続けて、その状態を経験してきている
んですよ。

 

 

お母さん、そもそもお母さんがここへ来られた理由は、なんでしたか」

 

 

「そうでした。以前の私なら、子供に嫌なこと言われたら、
腹が立って言い返していたのですが、それが、なぜか笑って聞けた
と言うか、腹が立たずに受け止められたんです。

 

 

そんな自分の気持ちが、“なんでだろう”と、よくわからなくて、
気分は悪くないんですがどこかムズ痒さを覚えて、それでこの
気持ちを知りたくて、ここへ来たんです」

 

 

和尚はお母さんの話を聞きながら、
『HappyLuckyMe♪』を言い続け、いい感じになってきた
1ヶ月目ぐらいで陥る、次のステップに進む罠について話したのだった。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です