20140414やる気

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、
『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、
日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第37話:「ママはこの子を普通びとにします」

 

 

前回和尚は、淀殿の茶々さまは「この子を天下人にします!」と言いう
ことに対して、いい悪いは別として、子供へのビジョンがあるという
その点に関しては、学ぶところがあるのかもしれないと、お母さんに
問い掛けました。

 

 

今回は、その問いへの続きのお話であり、お母さんがどんなことでもいい
ので、子供の将来像について、具体的に意識し考えるよう促し、お母さんが
どう考えている『観念』を探ったのでした。

 

 

「お母さんは、その学ぶところがある点については、どう思いますか?」

 

「私とは、置かれた環境が違うので、なんとも言えませんが、私はそこまで
望んでいません。普通に健康ですくすく育ってもらって、仕事をし、結婚して
幸せになってもらえれば、それでいいです」

 

「そうですね。それが多くの親御さんが思う、願かもしれませんね。
お母さん、一つ質問をしていいですか。その“普通に”って、どういうふうに
普通ですか」

 

「どういうふうに、と言われても・・・。不自由なく幸せにというか・・・」

 

「抽象的で難しいことを言いますね。じゃ、一緒に考えてみましょうか。
そうですね、電車に例えましょうか。

 

電車に“普通”とありますが、普通電車の各駅停車のような、
子供に育ってほしいということですか?」

 

「普通ですか、各駅停車ですか」

 

「決まりですね。各駅停車のように誰からも好かれる普通な人。
お母さんが目指す子育て、これで決まり!今日からそれを目指して
子育てがんばりましょう!」

 

「はあ~、普通ですか。ちなみに、急行は、どんな子供なんですか」

 

「急行ですか?さあ~。普通じゃないってことですかね」

 

「急行って、特急ほどでないにしても、普通よりも、いい、ですよね」

 

「さあ~、人それぞれですからね。なにか“普通”では不満な点でもある
んですかね」

 

「いや~“普通”でもいいんですけど、できたら“普通”よりも“急行”の方が
いいのかな~って」

 

「ダメです。お母さんの意思を尊重して、もう“普通”って決めたんですから、
ダメです。でも、わかりました。じゃ、間をとって“準急”にしましょう!」

 

「準急ですか?どんな意味が・・・」

 

「意味ですか。そうですね、“急行”でも“普通”でもないって感じですかね」

 

「それはなんか嫌です。なにか中途半端みたいで」

 

「そうですか。“普通”より“急行”に近いですよ」

 

「そうですけど・・・」

 

「わかりました。“区間急行”にしましょう」

 

「それは、“準急”と、どっちがいいんですか」

 

「さあ~鉄道会社に聞いてみないと・・・」

 

“区間”ってついてると、なにか制限された子供のようで、ちょっと・・・」

 

「じゃ、お母さん。もう思い切って“特急”にしましょう!」

 

「えっ!うちの子が“特急”ですか!それはちょっと、
飛躍し過ぎてるというか、そこまでは望んでないです」

 

お母さん、言葉遊びはこれぐらいにしましょう(笑)

 

 

そう言って、和尚は、お母さんの“普通”でいいと言いながらも、
“急行”への期待をしている心の心理について、話をしたのだった。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

 

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