「信じ込んだ思いが、私たちを悩ませる」
就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。
『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第29話:信じ込んだ思いが、私たちを悩ませる」
今回は、前回の「子供の就職を心配する前に親がすること」からの続きで、まず親や私たち大人が変わるためのお話です。
これからの時代の悩みを解消し、解決につながる生きる知恵となる方法が、
『Happy Lucky Me』
『ありがとうの効果と秘訣のやり方』というお話をしてきました。
ではなぜ、これらが「これからの時代の悩みを解消し、解決につながる方法」に成り得るのかについて、お話したいと思います。
この三つ目の「気づいて、理解して、行動を変えようとしても、思うようになかなか上手くいかない非常に変えにくい悩み」は、
前回にも触れましたが、私たちが生きて来た中で、信じ込まされたり、そう信じ込んできた心の見えない部分(潜在意識)に張り付いしまっている観念があるからです。
「観念」とはgoo辞書によると、
1 物事に対してもつ考え。「時間の―がない」「固定―」
2 あきらめて、状況を受け入れること。覚悟すること。
「もうこれまでと―する」
3 哲学で、人間が意識の対象についてもつ、主観的な像。表象。
心理学的には、具体的なものがなくても、それについて心に残る印象。
4 仏語。真理や仏・浄土などに心を集中して観察し、思念すること。観想。
例えば、「男だったら泣くな」「我慢し弱音を吐くな」「女の子らしくしなさい」「男性は働き、女性は結婚し子供を産み家庭を守るもの」「食べるために生きる」「経済的に豊かになるために働く」
「家のしきたり」「子育ては厳しく教育するもの」「社会の常識」、そして「親から学んだもの」等々の観念があったりします。
その最たるものが、不安や恐れから心に信じ込んだ
「自己否定的なネガティブな観念」なのです。
つまり、私たちは、その観念というメガネを通して、人や世の中を見ているので、その見える現実を創り出そうとするのです。そのようにして人に、子供にしようとするわけです。
私たちは、そうするものだと日々生きて来た思い込みが、目に見えない心(潜在意識)に習慣化されて張り付き、それが観念となって無意識のうちに私たちを言動に移させるのです。
これがときに心の足かせとなり、私たちを悩ませるというわけです。
これが私たちを悩ませる、心のからくりなのです!
だから、まず親や私たち大人が、長年信じ込んできた、自己否定的なネガティブな目に見えない心(潜在意識)の習慣(観念)から、
日々の生活の中で自己肯定的なポジティブな目に見えない心(潜在意識)の習慣(観念)に、創っていくしかないのです。
心を育んでいくためには、
自己肯定的なポジティブな心の状態でしか育めないのです。
その「自己肯定的なポジティブな心の状態を創り習慣化すること」それが、
自分らしく主体性を持った、心を大切にした心の時代の生き方になるのです。
本当は、私たちは根本では知っています。
気分がいいときには人にも子供にも、
夫、妻にも寛大で優しくなれることを。
それだけ私たちは、
自己否定的なネガティブな自分自身を生きているのです。
「子供の就職を心配する前に親がすること」の続きで、次回は「心のからくりを知ることが、子育てや人間関係が上手くなる」をお話します。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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