もうやる気

 

親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。

 

すなわち、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことにある。

 

 

キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅹ.子供若者の未来を創る』
「第8話:子育ては子離れ(後半)」

 

 

 

前回の前半で、心に寄り添う子育てが必要となり、それが子離れにもなってくる。でも、ここで、言葉の観念の罠に多く陥るお話の続きです。

 

 

子離れと言う言葉を意識すると、多く子供を自立させないといけないとか、子供を強引に引き離されるような気持になったり、逆に心を鬼にして忍として子供を突き放し、距離を置くような気持になります。

 

 

それが罠に陥る、言葉の観念の誤解の元なのです。

 

 

そうではなく、子供の価値や希望(期待ではなく)を見続け、待つ(心に余裕を持ち信頼を寄せる)姿勢を持って、平常心で子供と接するだけのことなのです。

 

 

甘えてくれば、甘えさせてあげればいいのです。

 

 

子供が甘えてきたりするのは、寂しさや不安があるからです。

 

 

子供はその不安が安心に変わると、また外の世界につながろうとして、社会を知っていくのです。

 

 

 

しかし、親の傾向として、平常心を忘れ、あまりにも、子供、子供と考えすぎて、他から得た知識や方法論をすぐに子供に注入しがちです。

 

 

前にも言いましたが、それは得た知識や方法論を、子供に言い聞かせようとしているだけなのです。

 

 

かわいさあまりに成長する子供に必要以上に頭で理解させようとすると、親の権威で子供をコントロールすることにもなり、子供が社会で自律するための自立を形成して行く機会を、失わせてしまうことにもなるのです。

 

 

親が話を聞いた後、親自身が自分のものの考え方を育てたり、人間を高めながら自分に落とし込み、親という身を通して、子供にしみこむものなのです。

 

 

それが子育てで大切な、ふれあいであり、子供と一緒に学ぶ情操教育になるのです。

 

 

 

子育てに答えがないと言われるように、完璧な子育てはありません。

 

 

だから、子供の心に寄り添いながら、一緒に成長する姿勢が大切になってくるのです。

 

 

そのためにも、親がいつも平常心を保てる心に余裕を持つ時間をつくり、心掛けていくことが、親自身の心の習慣をつくっていくことになるのです。

 

 

 

次回は、子供を叱る厳しさの中にある真の優しさについて、お話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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