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『§自分が自分であることが幸せ』
「第25話:ぞうさんに学ぶイライラの人間関係①」

 

ゾウさん

 

 

 

 

 

 

 

前回までは、キャリア(生き方)と自己形成という生きる力
を再度呼び起こす、「新社会人基礎力」に関連したお話をし
てきました。

 

 

さて、今回は、生きる力を持って前に進み出すと、
良いことばかりではなく嫌なことにも出くわします。

 

 

そんなときついイライラしたりするものです。

 

 

今回は、そのイライラの人間関係についてのお話です。

 

 

 

小さかった頃に、こんな話を読んだことがあります。

 

 

目の見えない人たちが何人か、象の周りに立っています。

 

 

一人が象の鼻に触って、
「象はホースみたいなものだった」と言います。

 

 

一人は象の脚に腕をまわして、
「象は樹木のようだった」と言います。

 

 

もう一人は象のお腹に触れて、
「象は壁のようなものだった」と言います。

 

 

さらにもう一人が尻尾に触って、
「象はロープのようなものだった」と言います。

 

 

 

こんなふうに話が展開していったと思うのですが、
ここで言えることは、誰もが正しく誰もが間違っています。

 

 

自分が触った部分については正しかったわけですが、
全体を見ていないのでそこで間違えてしまいます。

 

 

すべての部分を一つにして、はじめて象の本当の姿が見えて
来るわけです。

 

 

 

私たちもこれと同じことを、
人との関係の中でしてしまいます。

 

 

ある一部分を見て、

 

「あの人は感じの悪い人だ」
「わがままな人だ」
「わからず屋だ」などと、

 

「あの人はこういう人だ」と、
決めつけてしまうことがあります。

 

 

そして、受入れるに値しない人として、
私たちはその人に距離を置き、嫌うようになるのです。

 

 

これが仕事の上司や同僚、さらに身近な両親との関係や
パートナー、嫁姑となってくると事が大きくなるわけです。

 

 

 

相手を理解することは、多く時間がかかるものです。

 

 

それを第一印象や短期間だけで理解するのは難しいものです。

 

 

相手とじっくり関わっていっていくと、
実はただこれまでの経験の違いや、違う考え方をしている
だけだったりするのかもしれません。

 

 

あるいは異なった世界観があるのかもしれません。

 

 

ひょっとしたら、今まで自分が見ている事実とは別の事実が
見えてくるのかもしれません。

 

 

 

私たちは、今目の前の事実や過去の体験してきた色眼鏡
と言う『自意識』を通して、相手を判断してしまうことが
本当に多くあります。

 

 

そして、人との関係に誤解を生み、
人間関係が上手くいかなくなってしまうのです。

 

 

では、なぜ人は色眼鏡で、
相手を判断しようとしてしまうのでしょうか。

 

 

そのお話は、次回にしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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