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『§自分が自分であることが幸せ』
「第26話:ぞうさんに学ぶイライラの人間関係②」

 

ゾウさん

 

 

 

 

 

 

前回は、色眼鏡を通して人を判断し、それが人間関係を
上手くいかなくする原因になってしまうお話をしました。

 

 

今回は、なぜ人は色眼鏡で、
相手を判断しようとしてしまうのか、のお話です。

 

 

 

そこにあるのは、誰もが自分のことを理解してほしい、
わかってもらいたいと思っているからです。

 

 

そして、それが身近な人であればあるほど、
その思いは強くなってしまうのです。

 

 

 

人は誰もが受け入れられたい、
承認されたいと心の底で思っています。

 

 

また逆に、その人のことを大切に思い
もっと好きになりたいと思っています。

 

 

その人ともっと心で分かち合える関係に
なりたいと思っています。

 

 

でも、受け入れられず、わかってもらえないから、
私たちはイライラし、腹が立ち、その人の愚痴や悪口を
言いたくなるのです。

 

 

そして、もしその人の心の真実の声が聴くことができたら、
きっとこんなふうに言っているかもしれません。

 

 

『どうして私がそのような扱いを受けないといけないの。

 

 

どうして私があなたのためにと思い、
心配していることが、わからないの。

 

 

そして、どれだけあなたのことを愛しているか、
どうしてわからないの。

 

 

もういい、
これだけ言ってもやっても無理だったら・・・』

 

 

そう言って、信頼という糸を切るのです。

 

 

信頼という糸を切ったあなたは、当然怒っています。

 

 

その怒りの中には、わかってもらえない腹立たしさと、
見捨てたような罪悪感も入り交ざっています。

 

 

 

しばらくして、相手はそんなあなたの態度に気づきます。

 

 

でも、なぜあなたが怒っているのかは、
理解することなどできません。

 

 

それはそうです。

 

 

あなたの心の声を聞くことができないからです。

 

 

それがまた、腹立たしく思うのです。

 

 

あなたは思うのです。

 

 

『やっと私が怒っていることに気づいたわね。

 

でももう遅い!

 

 

私から信頼という糸を紡ぐことはありえない!

 

 

もし、私と再びいい関係を築きたかったら、
あなたから切れた信頼という糸を紡きなさいよ!』

 

 

そして、ここがポイントです!

 

 

『私が納得いく形でね!!!』

 

 

 

このとき相手があなたに歩み寄ろうとしたとしても、
あなたには受け入れる気持ちはありません。

 

 

そして相手も『これだけしているのに、なんだよ!』と
怒り、反旗を翻してそこに対立と言う冷戦状態、

 

 

つまり、仮面夫婦、嫁姑戦争、上司と部下の仕事上の
付き合いなどといった関係ができあがるのです。

 

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

続きは次回に、お話します。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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