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『§まっすぐに生きるのが一番』
「第8話:人がポジティブに変わってこんな感じ(前半)」

 

 

 

 

前回は、「明確な目標がないってこんな感じ」の最後で、
私たちは新しいチャンス(目標)を得たいと思いますが、
それはつねに手を広げることを意味するとは限らない。

 

 

むしろ今の状況に根を張って、そこに価値あるものを
築いていくことを意味するのかもしれない。

 

 

そのような意味では、
一日をどう楽しく前向きな気持ちになって生きるかが、
大切になってくる、と。

 

 

今回は、そのあたりのこと踏まえてお話したいと思います。

 

 

 

今まで心理セラピーや学生との就職相談の中で、
たくさん人が変わっていく体験を見てきました。

 

 

つい最近にも、女子学生が驚くほど前向きに変わったのを
目の当たりにしました。

 

 

彼女とはじめて会ったのは夏前の6月頃でした。
そのときの彼女は、人見知りで自信なさ気、覇気もなく、
ただ言われたから相談にやってきた感じでした。

 

 

心の相談に来たわけではないので、就職の話をしながら、
心理セラピーの視点も踏まえて面談をしていきました。

 

 

就職活動の準備をして面接の話になると、
今までよりも強い不安ができてきました。

 

 

そこで私は、就職活動のプロセスを踏みながら何度かの
面談の後、彼女の不安を和らげ希望が持てる話をしました。

 

 

この瞬間は、私にとって就職活動のアドバイスを超えて、
人として真剣に向きあう瞬間です。

 

 

私の今までの経験で、真剣にその人と向き合うとき、
その人の本質に触れるというかその人の魂と寄り添って
いる感覚を覚えます。

 

 

もっと簡単に言うと、その人と同化することによって、
その人が抱えている不安などが感覚としてわかります。

 

 

あとは私の経験からその人にあったサポートをしながら、
プロセスを踏んでいきます。

 

 

ただ私はその人の人生を共に生きられるわけではないので、
ときにはげまし、ときに見守り、基本はその人が関わる
社会の人たちにサポートを委ねます。

 

 

それが、その人自身で自分を律して自立する体験を
積むことになり、その結果自己を成長させていく早道と
思うからです。

 

 

 

さて、私が彼女に伝えたのは、
長くお友達だったネガティブの思考を
ポジティブ思考に変える自己肯定感を上げる方法です。

 

 

これはこのブログでも書いてきた方法です。

 

 

『Happy Lucky Me』 という方法です。
(ハッピィー ラッキィー ミィー)

 

 

私はその効果を体験から、医学的、脳科学的な観点から
彼女に伝えました。

 

 

そして、夏休みは今まで授業と就職活動でほとんど
アルバイトができなかったため専念すると聞き、
秋学期の授業がはじまる頃までの間、
『Happy Lucky Me』をするよう伝えました。

 

 

 

秋学期がはじまる頃、彼女は面談にやってきました。

 

 

しかし、この日は私が不在で、もう一人彼女をサポート
していた求人紹介をする担当の方と面談をしました。

 

 

次の日、その担当の方が私のところに来て、
「彼女、びっくりするほど変わってましたよ!
かわいくなって、綺麗になって、自信に満ち溢れてて、
人はここまで変わるものかと本当にびっくりです!」と、
その人からの興奮気味に話を聞きました。

 

 

後日、私は彼女と会いました。
彼女は聞いていた通りの変身ぶりでした。

 

 

その変身ぶりは、よくある恋をしている時の表情でした。

 

 

私の興味はそれ以上に、どういうふうになって、
ここまでになったかという彼女からの話です。

 

 

それが「人がポジティブに変わる瞬間」の答えになるからです。

 

 

その話が気になるところですが、
後半にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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