「イライラをつくるってこんな感じ(後半)」
『§まっすぐに生きるのが一番』
「第15話:イライラをつくるってこんな感じ(後半)」
さて、今回は自分自身の中に知っているはずが、
どういうものであったかについての続きのお話です。
前半のお話の中で、
イライラは伝染性のある感染症のようなもので、
自分だけでなく人をも深いにすると言うお話をしました。
また、その状態をほっておくと、怒り、恨み、ねたみ、
そねみ(嫉妬)、つらみ(辛い気持ち)」をつくり出して
しまうということでした。
しかし、私たちは今まで生きて生きたわけですから、
それらをうまく対処してきたとも言えるわけです。
では、イライラをつくり出す原因は何なのでしょうか。
それは、「理解」の欠如です。
相手だけでなく自分にも、なのです。
イライラが何で起こったかを思い出してみると、
理解されなかったり理解できない気持ちが、
イライラの大きな原因をつくり、怒りへと発展させていきます。
例えば、親が子供のためにと思っていることを
子供に理解されなかったり。
一生懸命努力しているにも関わらず、評価が低かったり。
自分のことを正当に扱わってもらえないことも、
理解されないことと同じです。
一方、前回のドライブ時のイライラのきっかけを
つくったのは、カップルの男性ドライバーが、
自分が快適と思う速度の考え方を邪魔されて、
不快な気持ちにさせられたわけです。
これも根本は自分の気持ちを理解されずに
イライラが起こったのです。
自分勝手な!と思われた方もいたかもしれませんが、
実は私たちは日々の中で、この自分が思う快適さや
正しいと思っている考え方、やり方を持っているのです。
そして、その自分の中の許容範囲を超えるとイライラし、我慢する度合いだけ苛立ちが増して怒りへとなるのですが、まずこれらが人それぞれあることを理解してほしいのです。
そのことを理解して、ことに対処する自分への理解が
とても大事になってくるのです。
なぜなら、理解してもらえないことは、
自分を蔑ろにされたような、人格否定、
しいては存在否定な気持ちに感じられるからです。
これは存在理由にも直結することであり、
だから人は理解されないと反発したり、
反抗的な態度を取ってしまうのです。
私たちは理解することがわかっていても、
日々の追われた生活の中ではつい忘れがちになります。
理解は、人の心の余裕から生まれます。
自分の状況に応じた快適な速度があるであろう
カップルの男性ドライバーも、
OL4人が乗る女性ドライバーは、
ひょっとして久しぶりに運転したかもしれず、
山道でもあり友人の命を預かっているので慎重に
運転していると思えれば、
助手席の女性から「ちょっと前の車と近すぎない?」と、不安げな気持ちからイライラさせずに、もっと楽しい時間を共有できるドライブが楽しめたかもしれません。
ひょっとしたらこの助手席の女性も、この男性ドライバーがしたように車間距離を狭められて、プレシャーを感じたことがあったかもしれないですし、思わぬところからしっぺ返しが来るかもしれません。
さて、イライラをつくり出す原因として、
相手だけでなく自分への「理解」の欠如と言いました。
でもそれだけでは問題解決しないのです。
このことは人間関係を最良にする方法でもあるので、
そのことについては、次回にお話したいと思います。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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