『初心不可忘』

 

 

この言葉から、

みなさんはどんなことを思われるでしょうか。

 

実は、この言葉は、

猿楽・能楽で有名な、観阿弥・世阿弥親子の

世阿弥の書いた『花鏡』に出てくる有名の言葉です。

 

能楽の『花鏡』でも、最後の決め台詞だそうな。

 

「初心不可忘却」をよく見ていると、

どうやら「漢語」のようで、現代語訳にすると、

 

一度は聞いたことのある

『初心わするべからず』となります。

 

しかし、この言葉の本来の意味は、

私たちが一般に知っている

「初心を忘れてはいない」という意味ではなかったようです。

 

 

本来の意味は、

 「まだ若かったころの未熟さ、

  恥ずかしさを忘れることなく精進しなくてはならない。

  そして、現在もまた一つの『初心』である」と。

 

 

すごい言葉に、最近知って私はびっくりしました!!

 

私は直感的にですが、

『今、この瞬間を大切にして生きなさい』と思えたのです。

 

そして、「今日も心新たな気持ちで頑張っていこう」と思えました。

 

人それぞれ解釈は違うかもしれませんが、

初めの「初心不可忘却」をみて、

「不可」という言葉から、なんとなく否定的なイメージを持ちます。

 

でも、本来の意味を知ると、

とても素晴らしい言葉なんだと知ることがきました。

 

そうすると、「初心不可忘却」を今みると、

とても肯定的なポジティブのイメージでとらえることができます。

 

私たちは、「理解するってとても大切なんだな~」。

私たちが信じ込んでいる「観念」で、

「ものの見方が変わってくるんだな~」と思いました。

 

私は、この「観念」について、長く探究してきました。

そして、今、この「観念」が創り出す、心のトリック(罠)に気づいたのです。

 

これから、この「観念」が創り出す、

心のトリック(罠)について、お話していけたらと思っています。

 

そうそう、今年の2013年は、世阿弥生誕650年にあたるそうです(^^)!

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です