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◆心の底から自分らしく生きるメソッド(実践編)◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

 

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ 感謝がつくる幸せ(後半)

 

前回和尚は、日々使う『ありがとう』の実習の意味を整理することを話しながら、3人に再度確認のために、このメソッドを受けている目的を聞いたのだった。

 

「有里さんはどんな目的でしたか」

「これからどうしたらいいのかわからなくて、生きるきっかけみたいなものが見つかればいいと思ったことです」

 

「誠くんは」

「私は自分らしく生きることに興味があって、このメソッドを受けてそうなりたいと思っています」

 

「瑞枝さんは」

「私は自分のこのマイナス思考をやめて、幸せになりたいです」

 

「そうでしたよね。だから、

*この『ありがとう』という実習をしているんでしたね。

*この実習をとおして、人ものごとへの意識を広げることによって、自分の波動を高めた意識の状態をつくるんでしたよね。

*そうなると、ネガティブな影響を受けにくくなるんでしたよね。

*いいことが引き寄せられてくるんでしたよね。

*それが『生きる原動力の源(わくわく行動する意欲)』になるんでしたよね。

*そして、これから『メソッドの五つの心の矢という言葉』を使うことによって、より早くより波動の高い意識の状態をつくり、またその意識の状態をさらに強固にして、自分が望む現実を手に入れて、『自分らしい人生を生きる』のでしたよね。

 

ですから、それを信じてこの『ありがとう』の実習を年内まで続けてください。この『ありがとう』の実習は、これからの実習の基盤になります。

 

そして、『ありがとう』という波動の高い言葉・思いを使うことによって、

*自分の波動がどんどん高くなっていきます。

*波動が高まると、その波動にあったポジティブな価値観を引き寄せてきます。

*意識を広げることによって、ものの見方が変わっていき、認識(そう思うこと)という気づきが増えて、それは自分との対話が増えることにもなります。

*そうすると、自分でものごとを考え、自分の意志で自分が望む選択をすることが増えていきます。

*自分があらゆるものごとを、自ら選択して生きていることがわかってきます。

*日々使えば使っていくほど、心と思考が一致した状態が頭の中で瞬時にできるようになり、自ら決断して望む人生を意図的に生きることにつながっていくのです。

 

なにかこれだけ聞くと、『本当に?』と理想のように聞こえますよね。正直『ありがとう』の実習だけでは、時間が掛ります。

 

だから、これから実習する『メソッドの五つの心の矢という言葉』を使って、前に進むことを邪魔しているネガティブな観念を見つけ出して変容していく必要があるのです。

つまり、必要なくなったネガティブな観念を取り除いて、心を身軽にする必要があるんですね。

 

そして、リバウンドしないために、そのリバウンドをする心のメカニズムも説明するので理解してもらって、さらに前に進む加速を上げるためのより強い信念の言葉を、自分に落とし込んでいく体験をしてもらいます。

 

体験して心で理解しないと、現実の生活に戻ったときに、思考の記憶では忘れていって使えなくなってしまいます。そうなると、せっかく研いだ刃を錆びさせてしまいます。

 

実はやることは、知識はなじみがないこともあるかもしれませんが、体験はやっていることがほとんどかもしれません。

ただ、残念なことは、それを無意識にしていたから覚えてなかったり、またやらされてきたから、言われたらできるかもしれませんが、自分ではうまくと使えないのです。

 

だから、自分の意志でやってみて身に付けることが大切になってくるので、日頃受身的なことに慣れている心の習慣を、『ありがとう』の実習をしながら、自分でものごとを考え、自分の意志で自分が望む選択をすることを身に付けていくことが必要となってくるのです。

 

『ありがとう』の実習は、このメドッドのあらゆるところで基盤になってくるのです。

 

最後は、自分の心で体験できるかどうかです。どうしても本や動画ではなかなか自分の心にまで落とし込むには限界があります。

 

それは、スポーツと同じことが言えると思います。実際にやってみないとわからないのです。試合ができる状態までやらないと、そのよさを実感しにくいのです。

 

そのような意味でも、このメソッドは、『自分らしく生きる』ための試合ができるようにするスクールかもしれません。そして、その試合会場となるのが、みなさんが生きているこの現実の世界となるわけです。

 

瑞枝さん、また難しい話をしている感じに聞こえてしまっていますかね」

 

「はじめよりは、だいぶわかってきました」

「それはよかった。この考え方も積み重ねですね。ルールを覚えるのも、何回も何回もやりながら覚えますもんね。自分が望む幸せを引き寄せるためにも、今日は有里さんが差し入れを持ってきてくれたので、楽しみながらやっていきましょう。そうですよね。有里さん」

「そうですね。なにか楽しみがないと、知恵熱が出てしまいそうです」

「ハハハ。まるで私の話が楽しくなくて、苦痛な授業を受けているみたいですね」

 

「いや、そういう意味ではなくて、ご褒美に甘いものを食べると芸も上達するやないですか」

「有里ちゃん、俺たちサーカスのクマじゃないんだから」

「角砂糖なんかよりも、もっと美味しいものやよー」

「そこ!そこに反応する」

「そんなことを言ったら、あとであげないぞー」

 

どうやら有里に軍配が上がったようで、有里のユーモアに場が和んだところで、和尚は休憩を挟んで、次の実習に進むことにしたのだった。

 

このとき瑞枝は、場が和んでいたのとは裏腹に、どうもこの有里の乗りには付いていけない、意外に冷めていて現実的な自分に、正直心から笑えないでいたのだった。

 

つづく

次回明日10月21日(月)は、幸せの意識を広げる実習、

物語メソッド実践編:「自分の思っている幸せ」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

 

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

 

 

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