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◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆

「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」

~私、自分らしく人生を生きます~

※はじめてこられた方は、

この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。

 

 

§ 再度ありがとうの実習の大切さ④

 

前回、和尚は、人は内的な心理的要因と外的な環境の要因の二つの観点から、意識を広げることを忘れていってしまっていて、それが『有り難み』を希薄化させてきている結果にもなっている話をした。

そして今回は、『ありがとう』という言葉に『ありがたみ』を取り戻していくことの重要性を話そうとだった。

 

 

「私たちの住む社会は、心の時代と言われて久しいこの時代に、なぜか心は退行していっていると言わざるを得ない状況になってきているのです。

このまま、らくで簡単で便利で短絡的な価値観にますます依存して加速していけば、ますます自分本位の損得の価値観でものごとを考えて決めてしまうことになり、それは、そのような自分の心が価値観の基準となってしまい、そこから人やものごとを見るようになってしまうと言うことです。

 

そのことは、人としての『愛、感謝、思いやり、つながり(絆)』などからの『幸せ』が、どんどん薄れていく世の中になっていくことになり、

それは、この10月1日に踏切事故で亡くなられた方へ、政府が書状を贈る理由で菅義偉官房長官が語った『他人にあまり関心を払わない風潮の中で…』という言葉からも伺い知れると思います。

 

そして、これから先その影響をもろに受けるのが、子どもたちの世代です。なぜなら、子どもたちにとっては、今の世の中を見渡せば、大人を見ればそれらが現実の社会なのですから。

その社会を作っているのは誰かと言えば、そう私たち大人なのです。

 

 

もう時代は、誰が悪いとか言っている時間はないような気がするのです。私たち大人一人ひとりにできること、それは『ありがとう』という言葉に『ありがたみ』をもっともっと意識することを思い出し、取り戻すことだと思うのです。

なぜなら、それが世の中に、社会に『ありがたみ』を取り戻すことになるからです。

 

そして、『ありがたみ』を取り戻すことは、今までお話してきたように『幸せ』を引き寄せることであり、『自分らしく』なっていることでもあるのです。これって、人として本来持っているごくごく当たり前のことだと思いませんか。

でも、それができなくなってきている世の中に社会になってきているのです」

そう言って和尚は一息入れたのだった。

 

つづく

次回明日10月29日(火)は、引き続きこの最後のまとめ、

メソッド実践編:「再度ありがとうの実習の大切さ⑤」をお話します。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆

 

※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。

 

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