20140414やる気

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説
も加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して物語
にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第22話:「娘はやっぱりびりっ子」

 

 

『HappyLuckyMe♪』を日常何気に口ずさむようになって、
約1ヶ月。自分では、まだまだ気づかない中で、確実に変化の兆しが
見てきたようです。

 

 

今回のお話は、第16話の「明日の運動会行かなくていい?」と、
娘の澄(すみ)が言ったことに対して、お母さんが心に余裕を
もって対応したお話です。

 

 

 

澄はお母さんから「自分もかけっこおそかったのよ」と、
まるで秘密を打ち明けられたかのような気分で心は晴れ渡っていた。

 

 

運動会の当日、澄は自分のかけっこの番になると、
やはり不安になってきた。それでも澄は一生懸命に走った。

 

 

 

昼食の時間になると、
おのおのの子供が保護者席の方へと向かっていった。

 

 

娘の澄がやってきて、パパとお母さんを見るなり、
「やっぱりびりで負けちゃった」というと、
パパは娘のその言葉を聞いて、掛ける言葉につまった。

 

 

するとお母さんが、

 

「一生懸命走ってたね。澄はびりだったけど、澄が負けたから、勝った人がいるでしょう。勝った人は喜んでいたでしょう。今頃家の人も一緒に喜んでいるね。人を喜ばせてあげたのだから、いいじゃないの。ね、勝つ人もいるし、負ける人もあるのだから気にしない、気にしない・・・。それより澄のために大きなエビフライつくってきたから食べよう、食べよう」

 

 

それを聞いていたパパは、『人間でかいなー』と、
自分は言葉につまっただけに、すごいことを言う妻に感動すら覚えて、
妻をまじまじと見ていたのだった。

 

 

 

このように親が子供に声を掛けてあげられることは、
子供にホッとした気持ちと安心感を与えます。

 

当たり前のように聞こえますが、
これが結構日常ではできていないことが多いのです。

 

このようなものの考え方ができるのは、
日々の心の余裕の賜物なのです。

 

 

さて、運動会も無事に終わり家に帰った夫は、
妻に澄に言った言葉に感動したことを伝えると、
当の本人はそんなことを言った記憶もなかったようで、

 

「そんなこと、私言ってた?すごいこと言うね」
「いやほんと凄いと思う。人間でかいなーと思った」
「私はなんにもしてないけどね。さては、ホレなおした?」
「えっ、お、お、おう・・・」

 

 

夫は、ここ最近妻の言動が柔らかく優しく変わってきたと思っていた。
はじめは、機嫌がいいぐらいにしか思っていなかったのだが、今日の
澄に言った言葉を聞いて、結婚する前はそんな器量を見せていたなーと、
思い出していた。

 

 

それに、『ホレなおした?』なんて聞くセリフは、夫婦の中では
もう死語と思っていただけに、返答に窮してしまった。

 

 

最近なにがどうなったのかわからないけれども、
妻のいい変わりように、夫は家庭が明るくなったような気がした。

 

 

そして、一番そう思えたのが、家に帰って来てからの妻の自分への小言が、
ここ最近聞いたことがないことに気づいたのでした(笑)

 

 

これは、日頃の大人の人間関係でも通用するお話なのです。

 

 

次回も、日常の子供への接し方の変化、娘のブラースを買いにいく中で、
どんな気づきや発見があったかのお話をしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の 詳しいやり方は
ここをクリックしてください。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です