20140414やる気   “こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説
も加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して物語
にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第36話:「茶々はこの子を天下人にします」

 

 

前回、今は混沌とした社会と言われていますが、
混沌というからには、その先に混沌でなくなる時代があり、

 

裏を返せば、今は、この混沌から抜け出すための過渡期だと、
言うこともできるというお話をしました。

 

 

そして、お母さんにどうやら『心の時代』であり、
それはいったいどんな時代なのかと、和尚は問い掛けたのでした。

 

 

「お母さん、『心の時代』とは、と問いかけられると、
意外にも難しいテーマですよね。

 

 

『心の時代』ということは、どうやら『心が大切な時代』
いうことは、なんとなくわかる気がしますよね。

 

 

と言うことは、今の時代は『心を大切にしていない時代』
言うことなんでしょうか。

 

 

『心を大切にしていない時代』というのは、人々は、自分に都合のいい
欲を基準に、好き勝手に生きているということなんですかね。

 

 

人との関わり合いが希薄になってきて久しいと言われていますから、
人の気持ちよりも自分の都合と、そんな『心を大切にして生きていない』
ことを、どこかで人々はそう感じ危惧しているんでしょうかね。

 

 

もし『心の時代』の方向性がわかれば、より子供をどういうふうに
育てるか、そして、私たち大人も、より明確な生きる方向性が見えて
来るかもしれませんね。

 

 

お母さん、どう思います?」

 

 

そう言って、思案顔するお母さんを和尚は見たのだった。

 

 

 

「そうですね、言われてみると、子育てって正直漠然としていますね。
子供を立派な大人にするとか、社会に出て自立できるように育てるとか、
それって答えがあってないようなものですよね」

 

 

「子供を立派な大人とは、具体的にどんな大人なのでしょうね。
社会で自立できるようには、なんとなく、働くというイメージが
湧きますが、働き方も様々ですよね。

 

 

例えばで、丸いケーキのスポンジを、子供を立派な大人にするとか、
社会に出て自立できるように育てると例えると、そこにどんなものを
トッピングしたりして、どんなケーキに仕上げたいですか。

 

 

明確な子育ての完成図って、イメージできていますか。

 

 

そんなことを思っていると、そこへ何層もの生クリームとフルーツ
で彩られ、しかも全部が金箔の豪華なケーキをイメージするような、
子育ての完成図が運ばれて来たんです。

 

 

それはいったい誰だと思いますか。

 

 

そこに現れたのは、淀殿でおなじみの茶々様でした。

 

 

そして、彼女は言うんです。
「私の子育ては、子供を天下人にすることです!」と。

 

 

お母さん、これは一つの例えで、いい悪いは別にして、
淀殿の茶々は、子供の将来に明確な目標があるんです。

 

 

決して、社会に出たときに食べていけるように、
子供を立派に育てるといった、漠然としたことは言わないんです。

 

 

天下人にするのです(笑)

 

 

そのために、なりふり構わずやるのですが、子供へのビジョンが
あるというその点に関しては、学ぶところがあるのかもしれませんが、
どう思います?」

 

 

そう言って、和尚は、お母さんがどんなことでもいいので、
子供の将来像について、具体的に意識し考えるよう促したのだった。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

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